上富田町の北東端、富田川の中流域にあたる。
西で岡・岩田、南で生馬、東で下鮎川および田辺市鮎川・中辺路町下郡、北で中辺路町西谷に接する。
富田川に北から汗川、南から清水谷川が流入する。富田川の右岸を国道311号、左岸を和歌山県道219号下川上牟婁線が並行する。

歴史

いちのせむら 市ノ瀬村
廃止日 1956年9月30日
廃止理由 新設合併
市ノ瀬村、岩田村 → 上富田町
現在の自治体 上富田町

幕末 – 牟婁郡市ノ瀬村が存在。「旧高旧領取調帳」の記載によると紀州藩附家老安藤氏領。
慶応4年1月24日(1868年2月17日) – 安藤氏領が立藩して田辺藩領となる。
明治4年7月14日(1871年8月29日) – 廃藩置県により田辺県の管轄となる。
明治4年11月22日(1872年1月2日) – 和歌山県の管轄となる。
1879年(明治12年)1月20日 – 所属郡が西牟婁郡に変更。
1889年(明治22年)4月1日 – 町村制の施行により、近世以来の市ノ瀬村が単独で自治体を形成。
1956年(昭和31年)9月30日 – 市ノ瀬村が鮎川村の一部(1 – 390番地の一部)を編入のうえ岩田村と合併して上富田町が発足。同町の大字となる(旧・鮎川村は大字下鮎川となる)。

主な施設

上富田町立市ノ瀬小学校

一瀬王子

興禅寺(だるま寺)

龍松山(りゅうしょうざん)城跡

春日神社